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田中 初完封 自慢の114球!! [スポーツ]


田中は2014年5/15日、ニューヨークメッツ戦に臨んだ。


9回を投げ、球数は114、 被安打4、四死球0、被打点0、三振8と、非常に良い内容を残した。



9回表、打順は7番、8番、そして田中の9番へと、下位打線へ回り、ピッチャーである田中を変えるには非常に好都合な場面であったが、それでも田中は交代させられることはなかった。



そのうえ、田中は自分のまわってきた打席で初のセンター前ヒットを打ち、記録を残した。



7回のピッチングでは、打者を三者連続三振にも打ち取った。



田中のマウンドを見ているときに気が付いたことが、時々思うようなピッチングがいかなかったときに「何をやってんだおれは」というような言葉や、あるいは「~~~ボケ!」というような独り言をする場面が映っていたことだ。



あの田中でさえも、完璧なピッチングができたとはあまり言えないような場面が続くこともあったに違いない。

そんな中でも、一人鼓舞し、堂々と球を投げている姿が感銘的だった。





9回、先頭の打者にヒットを打たれ、途中で球数は110球を超えた。さらに、1アウトランナー一塁とした後、ピッチャーゴロが打たれ、田中としてはうまく打ち取ったと思ったものの、ショートのジーターがボールを落としてしまい、惜しくもゲームは終わらなかった。

しかし、それでもジラルディ監督は、田中を変えようとしなかった。おそらく、普通の選手であれば、もうすでにピッチャーを変えるような策をとっていたに違いない。それでも変えなかったのは、ピッチャー型仲だったからだろう。


そして最後、ショートライナーに終わり、試合は閉じた。





この試合の田中は、まさにすばらしいものだった。



試合後のインタビュー、初ヒットを打つ前のベンチでは、
「打席に向かう前に皆からヒットを打てと言われていた。」

また、投球内容については、
「バランスよく、いいフォームで投げれればいいと思っていたので、その中で打者ともいい駆け引きができ、幅広い投球ができた。」


「球数を押さえてイニングを投げることができた。守備に助けられた点もあったので、次はもっといいピッチングできるようにしたい」

また
「まだまだシーズン長いので、一試合準備をしてしっかり勝つということを目標にしていきたい。」

と語った。





日本人メジャーリーガーでは、昨シーズン4月14日の黒田完封以来、ニーヨークヤンキースでは、昨シーズン9月のノバの完封以来の完封であった。


メジャーに来て最多の投球数となりながらも、前回の最多投球数113をわずかに上回る好内容であった。




ますます今後に期待したい。

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